3月の消費意向得点は46.4ポイントとなりました。前月度と比べ4.1ポイントの大幅アップ、前年同月と比べても1.9ポイントアップと驚異的な伸びを示しました。特に前月まで停滞していた男性、とりわけ男性会社員の消費意向が大きく反転して伸びたことがその原因となっています。年代別では50代以上層で47.4ポイントと前月比7.8p、前年比5.1pの大幅アップを見せ、これまで高水準であった20代、30代を抜いてトップに躍り出ています。
消費意向得点が再び上昇する中、暮らし分野での注力点の特徴をみると、70p以上の高水準を示す「健康管理」「子供の教育」「家族との生活」の三大ニーズは、いずれも前月に引き続き伸びは見られません。一方、着実に注力を高めてきているのは「食費・外食」と「大きな値の張る耐久消費財」で、後者は11か月連続して前年水準をクリアています。また、「人づきあい」と「レジャー総合」に対する注力度も共に前年度を7か月連続クリアしており、耐久消費財、サービス消費面への注力が着実に高まっていることがうかがえます。