5月の岡山県民の消費意向得点は57.8ポイント

次月の消費意向得点は前月差4.9ポイント増加、前年同月差0.6ポイント増加の57.8ポイントとなりました。
男性は前年同月差2.9ポイント増の58.0ポイントと引き続き高い消費意向を示しており、27か月ぶりに女性を上回りました。
女性は前年同月差1.6ポイント減の57.6ポイントで高い水準ではあるものの、このところやや減退傾向が見られます。
GWを間近に控えたこの時期は消費意向が高い傾向にありますが、年代別でみると、20代が62.3ポイントと調査開始以来の最高値を示しました。
また、40代も57.3ポイントと40代における過去最高値となりました。
20代は男性が、40代は女性のほうが高くなっています。
30代と50代以上は例年水準で、引き続き安定した消費意向を見せています。

暮らしシーン別10項目の注力度を見ると、前年同月を上回っているのは「家族との生活」「食費・外食」「人づきあい」「趣味・遊び」「余暇・レジャー」「大きな値の張る耐久消費財」の6項目。
また、「食費・外食」「仕事」「趣味・遊び」「余暇・レジャー」「貯蓄」の5項目においては、過去データとの大幅な差異が認められました。
調査対象者の入れ替えによる影響がまず考えられるところですが、生活スタイルの変化の可能性も否定できないため、今後も注視していきたいと思います。

今期も高い消費意向でスタートを切りました。
岡山県民の消費意向の意味するところとは何なのでしょうか。
伝統・風習、付き合い等といった他者志向の消費は以前より存在していましたが、昨今はフェアトレード消費や、次世代や環境を意識した消費といった持続可能性(サスティナビリティ)の概念・発想も加わってきており、個人の消費性向にも変化が見られるようになってきています。
人と人とのコミュニケーション、世代間の繋がり、モノの移動・交換。
新しい消費スタイルの一端は、岡山でよく見かける光景の中に既に形成されているかもしれません。

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「岡山生活者意識調査」5月の消費意向得点
20120517.pdf
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